■万が一の時に備える看護師救護サービス
昨今、「安全と安心」が厳しく問われる時代となっております。
それはスポーツイベントにおいても同様で、特に救護に関することは生命に直結し、特に大切であることが言えます。
しかしながら主催者側の予算も限られているためなるべく人件費を抑えたいところでもあります。
そのためアルバイトや看護学生を手配しているイベントも稀に見かけることもありますが、どちらとも国家資格を持っておりません。今の時代人件費を優先してしまうとコンプライアンスに問われる可能性があります。
万が一に備えて国家資格をもった救護のプロを配置することによって「リスク回避」ができ、同時にお客様からの信頼、安心感を得る事ができます。
さらに季節やスポーツの内容によって怪我の種類も大きく変わってきます。だからこそ専門の業者に依頼することによって必要な「救護備品」も準備することができ万全な状態で開催することができます。
スポーツイベント救護に看護師を依頼することは保険だとお考え下さい。
何事もなくイベントが終了する事が一番大切であり、万が一に備え看護師が待機していることにより安心感が生まれイベントの成功につながります。
以下では、これまでの日本イベントナースセンターの看護師が対応させていただいた「スポーツイベントでの救護事例」、「季節によって起こりうるケガのリスクが異なる」、「看護師の実際の声」の3つをご紹介してまいりますので、ぜひご参考にしてみて下さい。
〇スポーツイベントでの救護事例
救護事例① 野球大会にて
怪我の傷より、よくある救護が筋肉痛です。
競技になると頑張りすぎて、普段やらない急な動きが局所の負荷となり、直ぐに痛みが出て訴えるケースが多いです。
先ずは、保冷剤で局所を冷却し対応しますが、痛みが続けば湿布処置を勧めてみます。消炎鎮痛成分が含まれるため、薬剤過敏症状がないかを確認してから使用します。単に筋肉痛だとしてもアレルギー等があるため適切な処置を行う事が重要です。
救護事例② ドッジボール球技にて
転倒、衝突などによる擦過傷と打撲。球技ではボールが当たり、当たりどころによっては脳や目や口腔内に損傷を受けることがあります。
目に見えない部位への怪我による疾患への広がりを、看護の目で観察し見極め判断することが重要になります。
救護事例③ マラソン大会にて(夏・冬)
最も多い怪我は膝の関節痛、太ももやふくらはぎの筋肉痛、こむら返り(つる)といった筋肉や関節の痛みです。またマラソンは天候にとても左右されやすく、環境によって起こる病気が熱中症や低体温症です。
マラソン前にストレッチをしっかりと行い、気温による体調不良を起こさないように体温管理をしっかりと行うのが重要です。
救護を受けた方の中にはすぐに救急車で病院に行く必要がある傷病者もいますが、多くは未然に防ぐことが可能であったりと、軽いものであれば自らの手当てで対応できるものが多いのが現状です。
〇季節によって起こりうるケガのリスクが異なる
スポーツイベントでのけが、もちろん夏でもけがをしやすいですが、冬の方がよりけがが起こるリスクが多いのです。
なぜリスクが多いのかを実際に看護師の方にお話を聞いてみました。
Aさん(女性・40代)
【マラソン救護にて傷病者救護・感想】
冬は乾燥により些細な擦過傷でも出血が多くなります。
また冬は水分摂取量が夏に比べて少なくなる傾向にありますが、マラソン時のエネルギー消費量は体温を温かく保つために冬のほうが多くなります。
それにより、冬でも脱水症状に陥りやすくその初期症状である軽いふらつきや転倒による軽症から、脱水などの身体的初見を見落とさないようにしたいです。
やはり夏と冬で比べてしまうと冬と答えられる看護師が多いですが、怪我で考えると…どっちもどっちなので、万が一の備えは大切です。
ウォーキングイベントの救護で「夏の時は気分の悪くなった方が多くて…」と伺いました。転んで怪我をする外傷ではなく、脱水症状が出て気分悪くなり、救護が必要なケースはあるようですが、怪我はどうでしょう?
どちらにしても、万が一の救護に備えるため、①救護所や医務室を下見しておき、利用できるかの事前確認、②怪我を想定した備品のチェック、③連絡、支援体制を主催者様と確認して備えています。
■スポーツイベントに伴い事前に準備する備品類
看護師を手配させていただいても、万が一なにかあったときに救護備品がないと傷病者対応ができません。
特に準備をして頂きたい備品は、直ぐに使える一般の救急箱セットです。救急箱セットがあれば、万が一の時でも救護に備えられます。ですが、多くの企業では救急箱セットはあるけど使用期限が切れているものがあったり管理が難しいことがほとんどです。
日本イベントナースセンターでは、看護師の手配だけではなく救急セットのレンタル等も行っておりますので「あれ期限が切れている!?…これもこれも…」といったトラブルもの心配もございません。
※救護セット一覧表(https://nurse-supporter.com/nurse-s/wp-content/uploads/2022/11/relief-list_20221108_revision.pdf)
その他にも日本イベントナースセンターで推奨している、夏と冬の異なる設備や備品もご紹介させていただきます。
〇夏版
【設備】救護室・救護テント(日陰・涼しい場所)、簡易ベッド・毛布、冷風機、ミストシャワー
【備品】経口補水液、水、氷・瞬間冷却剤、冷却ジェル、塩分タブレット、タオル
〇冬版
【設備】救護室・救護テント(風よけ・暖かい場所)、簡易ベッド・毛布
【備品】経口補水液、水、カイロ(貼る・貼らない)、タオル、電気ケトル・ポット
ちなみに、、、救急箱のセットを一般家庭で使う場合、箱の中にはあれこれと怪我や急な症状への対処に必要な衛生材料が揃えられていますが、中には使用期限のある飲み薬や貼り薬などあり、期限を過ぎると薬の効果はなく、使えないものに…。定期的に見直しをし、使用したものの補充や持病に対応するものなど必要なものを入れておくとより便利な物になるでしょう。
ご不明点、ご質問等ございましたらお気軽にご相談ください。
■よくあるご質問
Q.料金はどのくらいかかりますか?
A.依頼時間・依頼内容・必要な看護師人数などによって異なります。
サービス料金・プランはお客様のご要望を考慮の上お見積もりさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。また必要な看護師の人数につきましてもご提案いたします。
Q.依頼可能エリアはどこですか?
A.関東を中心にサービス展開していますが、可能な限り全国対応させていただきます。 2022年12月現在43都道府県での活動実績があります。 お気軽にお問い合わせください。
■最後に
多くのスポーツイベントには必ず医師や看護師が帯同されています。専属の看護師が配置されているスポーツイベントもございますが、専属の看護師が「この日だけ来られない」という時に単発でご依頼いただくこともございます。
また、スポーツイベントだけではなく企業の運動会・地域のお祭り・ショッピングモールで行われる体力測定など全国各地のスポーツイベントに看護師を手配させていただいております。
(その他イベント参考事例)https://nurse-supporter.com/case/
全国のイベント運営者の皆様が、安心してイベントを実施できるよう、是非とも当センターをご利用ください。
今回のブログを読んでいただき少しでもスポーツイベントの看護師帯同に興味を持たれたイベント運営者の方がいらっしゃれば是非日本イベントナースセンターへお問い合わせください。